桑田真澄

桑田真澄

小学生のころ、私は読売巨人軍のピッチャーである桑田真澄が大好きでした。
記憶をたどると小学3年生くらいでしたか、私は当時あまり仲の良くない兄がおり(現在は絶縁状態でもっと仲悪いです)
暇つぶしにキャメルクラッチをかけてくる粗暴な奴でしたが、そんな最悪の兄弟間に印象に残る出来事がありました。
それが、今回アップしている「桑田真澄を少し濡れた状態にし、イモムシのような形状に仕上げた桑田虫」です。
アップされているものは小学生の時のものを再現した作品ですが、当時のものと全く遜色はありません。
この桑田虫を描き上げ、何の気なしに兄に見せたところ呼吸困難を起こすほど笑い褒めてくれた事があったのです。
普段いじわるや、暴力を受ける事でしか認識を出来なかった兄がとても優しく見えた瞬間でした。
桑田虫はその後時を経て、肩足さんと言うキャラクターに引用され、今日に至るわけです。
絵を描く事が笑いを生み、他人が喜んでくれたと言う原体験、ひょっとするとこの桑田虫が現在のイラストに携わる私を形成してくれたのかもしれません。
桑田ありがとう、お前なかなかやるじゃん。ありがとう桑田。背番号18は今でも俺の心の支えだよ。調子乗んなよ。

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